【用語集に記載の内容について】

用語集に記載されているメソッドや関数の引数は、VBAエキスパート試験の試験範囲に基づいており、すべての引数を網羅しておりません。 また、書式は公式テキストの記載に準じています。
試験範囲外の引数や詳細については、ヘルプ機能やオブジェクトブラウザーをご参照ください。

【コードをコピーして実行する場合の注意】

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配列

名称配列
説明
同じデータ型の複数の値を格納するための変数です。

配列を使用することで、複数のデータを一つの変数でまとめて管理することができます。

配列内の値を格納する各区画を要素といいます。要素は番号(インデックス)を使って区別し、各要素にはインデックス番号を指定してアクセスします。

【イメージ】
一般的な変数は一戸建て、配列は部屋がいくつもある集合住宅です。
集合住宅(配列)の中の各部屋(要素)には部屋番号(インデックス番号)がついており、部屋番号を指定して部屋の中身(データ)にアクセスします。
書式
Dim 配列名(要素の下限 To 要素の上限)

要素の下限[省略可能]:最小インデックス番号を指定
要素の上限:最大インデックス番号を指定

要素の下限を省略した場合は、要素の下限に0を指定したものと見なされます。
コード例①
【要素の下限を指定して配列を宣言する】
Sub Macro1()
    Dim arr(1 To 2) As String

    arr(1) = "バナナ"
    arr(2) = "オレンジ"

    MsgBox arr(2) 
End Sub

2つの要素(インデックスは1~2)を持つ配列arrを宣言し、各要素に値を代入して、インデックス番号が2の要素の値をメッセージボックスに表示します。

マクロを実行すると、「オレンジ」がメッセージボックスに表示されます。
コード例②
【要素の下限を省略して配列を宣言する】
Sub Macro2()
    Dim arr(2) As String

    arr(0) = "リンゴ"
    arr(1) = "バナナ"
    arr(2) = "オレンジ"

    MsgBox arr(1)
End Sub

配列の要素の下限を省略した場合は、下限は0となるので、3つの要素(インデックスは0~2)を持つ配列arrを宣言し、各要素に値を代入して、インデックス番号が1の要素の値をメッセージボックスに表示します。

マクロを実行すると、「バナナ」がメッセージボックスに表示されます。
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